CASE STUDIES

導入事例

内閣官房 内閣人事局様 導入事例

(右から)内閣官房 内閣人事局 企画官 玉井 淳平 様、参事官補佐 小林 由佳 様

国家公務員の「働きがい」を次世代へ。
多面観察フィードバックと映像教材がもたらすマネジメント変革の最前線

内閣人事局では、国家公務員の志望者減少や若手職員の離職という課題に対し、現場のマネジメント改革を推進しています。

今回ビズアップ総研が制作を担った「多面観察(360度評価に類似の取組)」フィードバック用映像教材について、企画官の玉井様、参事官補佐の小林様に、制作の背景や活用例に関してお話を伺いました。

◆今回、内閣人事局で研修動画を制作された経緯を教えてください。

(玉井様)
背景として、国家公務員の志望者数の減少や若手職員の離職が一定数続いている状況があり、若手職員の声を確認すると、「働きがい」や「やりがい」といった点に課題を感じているケースが見られました。これらを踏まえ、現場における管理職のマネジメントの在り方を見直す必要があると施策の方向性を整理しました。

管理職によるマネジメントの質を一定程度底上げする仕組みを用意し、結果として若手職員の定着や志望者数の回復につなげたいという意図で、今回の動画は、管理職に求められる行動を改めて確認してもらうための材料として位置づけました。

多面観察の結果をフィードバックする際、どのような言動が適切か、または避けるべきかを、具体的に可視化できるよう映像にしたいと考え、制作を依頼しました。

◆制作にあたって、パートナー企業に求めたことや、共にプロジェクト進める中で感じた印象をお聞かせください。

(玉井様)
我々の組織文化や業務の特性を踏まえてご対応いただきました。提示した要件に対して内容を確認しながら調整を重ねていただき、制作の過程では概ね円滑にやり取りを進めることができたと感じています。

こちらの依頼内容を正確に汲み取り、期待していた水準で成果物をまとめていただき、結果として実務に即した教材を形にすることができました。

(小林様)
打ち合わせでは、こちらの要望に対して、前向きに検討し、具体的な案を提示してもらう場面が多くありました。また、直接打ち合わせに参加していない演者やスタッフの方々にも、制作の背景や意図が共有されており、現場での進行がスムーズでした。

◆納品された映像教材の品質について、特に満足されている点はどこでしょうか。

(玉井様)
印象に残っているのは、多面観察のフィードバックの「NG例」の再現度です。提供した議事録ベースの資料をもとに、公務員の現場で起こりがちな、意図せず部下の意欲を下げてしまう振る舞いが具体的に映像化されていました。

やり取りが進むにつれて部下の反応が変化していく様子も現実感があり、実際の場面を想起しやすい映像でした。

(小林様)
演者さんの表情や声のトーンなど、非言語な要素が映像として確認できる点は、テキスト資料を併用する上で有用だと感じました。

マニュアル上の表現だけでは捉えにくい、「心理的安全性」の状態についても、映像を通じて具体的に理解しやすくなったと感じています。

(玉井様)
撮影の現場では、演者の方がシーンの背景を踏まえた上で演じ、必要に応じて調整を加えている様子が見られました。また、カットごとに関係者が集まり、表現について意見を交わしている点も印象に残っています。

そうした積み重ねによって、過度に作り込まれすぎない、実務に近い教材になったと感じています。

◆制作された映像資料は、どのように活用していただいているのでしょうか。

(玉井様)
すでに内閣人事局内の管理職向け資料として使用しており、「日常的に起こりがちなNG行動が具体的で参考になる」といった声が寄せられています。

今後は各府省へも展開し、多面観察の結果を管理職が受け止め、自身の行動を見直すための一つの手段として活用されることを期待しています。

(小林様)
今後は、この教材の活用事例を各府省に共有しながら、職員の「働きがい」や「やりがい」の向上に向けた取組に役立てていきたいと考えています。

若手職員が業務の意義を実感できるような環境づくりが進むことで、組織全体の活性化にもつながるのではないかと思います。

ーーー 内閣官房内閣人事局、玉井様、小林様、ご協力いただき、誠にありがとうございました。

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